スポンサーサイト

--/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

赦。

2009/10/05 20:30
こーすけさんのブログでこんな一大事を見て、
はっするはっするして書いてしまいましたごめんなさい・・・。

もしも、ですからね!ええ、あくまでこんなのできたらいいな的な。
それに多分こんな事にならないよ馬鹿なの焼かれてこいよ芋野郎☆


それでもまだまだ、組員以上友達未満の頃。



表向き仲良しさんで貫く薄情な子でいてた。
誰かが嘆こうが、舞夢には関係無いと切り捨てていた。

でも、彼女は捨てれなかった。

あの子はどこか、……似ている。



今夜は留守番してろと言われて退屈で我慢できない。
だから抜け出して散歩しに行こうと思っていた。
でもどうやって抜けようかなぁ…、満ちゃんが厄介だし。

「…!」

誰かの足音が近付いてくるのが聞こえる。
マキちゃんとか厄介な子だと嫌だから、少し遠のいて隠れた。

薄暗い中、ふらふらと歩く誰か。あれは……、えーと。

「(確か最近入った子…。叶、だっけ?)」

白髪に変な三つ編みの彼女から、血の臭いがした。
…ああ、お仕事か。帰ってきたんだね。
でもあんなに疲れる顔するかなぁ?普通。
素直に喜べない、複雑な気持ちがあるのかな?

舞夢だったら満足の二文字でしめる。
でもあの子は…、『無理』しているの?
わかんない、どうしてそんなに落ち込んでいるのかが。

…突けば抉れて分かるかな?
留守番の腹いせに、軽くいじっちゃおうかな。
後輩イジメ?しらなぁい。キャハハッ♪

彼女が部屋に入っていった後、舞夢は踵を返した。



コンコン、と軽くノックする。
もう寝ていたら、明日にまわせばいいけど。

「………はい……」
「おきてる?」
「ぁ、はい…、ちょっと待ってください…」

随分と枯れたような渇いた声。
何か片付けているのか、少ししてからドアが開いた。

顔はさっきの汚れが拭き取られていたけれど、元気が無い。
やつれているとか、そんな感じ。
でも彼女は舞夢を前に笑みを向けていた。

「どうしました?」
「お仕事いってきたみたいだから、そのお祝いにきたのー」
「お祝い、…?」

鼻をくすぐる甘い香りに気付いて、舞夢を見た彼女。
さっき台所でホットココア淹れてきたからね。

「え…」
「お外さむかったでしょ?お疲れ様」

唖然とする彼女の手に持たせた。
かなり手が冷たかった。冷えやすいのかな。

「………」
「…?」

マグカップに入ったココアを俯くように見つめている。
さっさと飲めばいいのに、何ぼーっとしているんだろう。



「……舞夢、ちゃん」
「なあに?」

「私、………って、…何なん、です、……かねぇっ…」



震える肩と手は、寒さのせいじゃない。
感情を堪えようと力んでいて。



自分は、何なのか。

……あぁ、この疑問は昔……。



「カナちゃん」

彼女の手を握って、呼んだ。

「よく、がんばったね。とってもえらいよ」

かつて自分に言い聞かせ慰めた言葉を、君にあげる。

「カナちゃんを、赦すよ」



カナちゃんも、舞夢とおんなじ。

だから、赦していいの。



よく分かんないけれど、そんな気持ち。






「……えっと、ココア…」

「うん、飲んであったまって」

「じゃあ、いただきま…、っぶむふ!!」



…あ、角砂糖十個激甘ココアに仕掛けてたの忘れてた。
ごめん、カナちゃん。
スポンサーサイト



Comment Post

Name:
Subject:
Mail:
URL:

Pass:
Secret:管理者にだけ表示を許可する

Trackback

Trackback URL:
 Home 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。