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あわ。

2009/06/12 12:20
きえていく、あなたへ。





「彼女はね、人魚姫だったのかもしれないの」

誰に話しかけているのかも知らず、
ただ天井を見つめて座ったまま口にして。

「だって、跡形も無く消えちゃったんだよ」

ぎゅっと服の裾を掴んで、舞夢は続ける。

「…泡のように、知られないように」



傍にいるだけで愛おしかった貴女。

本当の想いをはぐらかして仲良くした貴女。

辛かった時、寂しかった時に抱き締めたり甘やかしてくれた貴女。



「大好き、だった」



もう、手が届かないかもしれない。それでも。



「愛していた、の」



この流れる涙も、届かないのかもしれないけれど。



「……元気で、ね」



声だけでも、届かせてちょうだい。



さようなら。舞夢の、僕の……。



…おねえちゃん。
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