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おとしあな。

2010/01/22 20:02
マッキーさんごめんなさい。
黄色いのを叱ってやってください。



「おい、舞夢。いるんだろ?」

どんどんどん。
拳で叩き付けるようなノックの音が響く。

「経費のツケ、いい加減払ってもらおうか」

どんどんどんっ。
一回目より強く込められた叩く音。
開かない扉に舌打ちし、ドアノブを握った。

「(何だ、開いて……)」

引く前に止まる、動作と思考。
彼は、扉の向こうを警戒していたのだ。
部屋の主は巧妙な罠使いである事を思い出す。

「(返事が無く開いてるっつー事は…、誘っているのか。
前も頭上に一発くらったしなぁ…)」

既に経験済みなのか、デジャブをも感じていた。
反省を活かし、意を決する。



がちゃっ。



「………」

扉を開け、入らずに一歩引いた。
暫し様子を見るが、物音がしない。

「……おい、入るぞ…」

恐る恐る、部屋に一歩踏み出した。



びぃんっ。

「っ?!」

刹那。足元に引っ掛かる紐状の感触に捕らわれて。






「…シノちゃん、何してるの?」
「お前いないならいないで鍵かけとけ…」
「お菓子取りに行ってただけだから、すぐ戻るもん」

床に寝転がる彼を前に、屈んで見つめる。
ぽりぽりと細い棒状の菓子を食べながら。

「とにかく早くこれをだな…」
「でも不法侵入だよね?」
「いいから解けっ」
「もーぅ、前もそう言って急かすんだからー」
「って、おい!ドスの一本あるだろ!!」
「カナちゃんからハサミ借りてくるから待っててー」
「嘘つけ。部屋に一本はあるだろうがっ!」






部屋の主が帰ってくるまでの間、通りすがりの若き組員と
目が合ったり写メられたのはまた別の話である。
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No title

わぁぁぁぁ!!!
今気付いた今気付いた今気付いたっ!!!
ありがとうございまっす!!!
( *'∀'o彡゚ふーびーん!ふーびーん!
マッキーと舞夢ちゃんのやり取り目に浮かぶようです。素敵っ!!
ご馳走様でした(-人-)



No title

>ミナギさん

わああ勝手にごめんなさい不憫にしてしまって…!!
次書く時は説教されようかなと思います^∇^
コメントありがとうございます!



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